ピロリ感染者は胃がんリスクに注意

ウィルス感染に注意する

がんの中には、ウィルスや細菌への感染が原因のものがいくつもあります。がんを起こす細菌・ウィルスを知って感染予防をする他、感染がわかった時は早めに適切な治療を受けることが大切です。

まず、胃がんを引き起こす細菌として有名なのが、ピロリ菌です。ピロリ菌は約3.0×0.5 μm の大きさのらせん状をした細菌で、4~8本のしっぼのような繊毛があります。このしっぽをヘリコブターのように回転させて移動することから、ヘリコバククー・ピロリと名づけられています。

日本では年齢が上がるにつれてピロリ菌感染者の割合が増え、40歳以上では約70% の人が感染しているといわれます。平均すると、全国民の約半数が感染している計算になります。
ピロリ菌が胃に感染すると慢性的な胃の症状が続くようになり、次第に胃粘膜が萎縮してきます。胃粘膜が萎縮すると、胃酸の分泌が減少して、消化不良や胃の不快感などの症状が現れます。

また、度ぴろすると、時間の経過とともに胃粘膜の萎縮が進み、粘膜の炎症も持続して、胃がんの発生リスクが高くなります。ピロリ感染者の胃がんリスクは、未感染者の約10倍以上にも上ります。ピロリ菌は、人から人への経口感染(口から口)や、井戸水などが感染源になります。家族内で、食べ物を口移しすることで親や祖父母から子どもへ感染することが多く、ほとんどが5歳頃までの幼少時に感染すると考えられています。

感染を予防するには、口移しなどをしないことや井戸水などを飲まないことなどが挙げられ、胃内視鏡検査をしてピロリ菌の有無を確認しておくことが大変重要です。

胃カメラがどうしても嫌な場合は、自分でできる検査キットあります。

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また、B型肝炎ウィルスやC型肝炎ウィルスも、がんを引き起こす代表的なウィルスです。これらに感染すると、特にC型肝炎で慢性の肝炎が起こり、その一部が肝硬変、肝臓がんに進行することがあります。これらのウィルスは感染しても初期の段階ではまず自覚症状がないので、やはり検査を受けて感染の有無を知ることが、有効な対策になります。

若い女性に多い子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルスへの感染が原因で発症することが多いとされています。これは性交渉によって感染するウィルスなので、不特定多数との性交渉を避けて正しく避妊具を使う、定期的に検査を受ける、といったことが予防につながります。

若い世代ではワクチン接種も意義があるといわれていますが、副作用の問題などで接種するか否かの議論が各方面で起こっており、ワクチン接種の是非は国としての結論が出ていない状況です。